あらすじ
手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている高校一年生の清澄。
一方、結婚を控えた姉の水青は、かわいいものや華やかな場が苦手だ。
そんな彼女のために、清澄はウェディングドレスを手作りすると宣言するが、
母・さつ子からは反対されて――。
「男なのに」「女らしく」「母親/父親だから」。
そんな言葉に立ち止まったことのあるすべての人へ贈る、
清々しい家族小説。
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男であろうが、女であろうが、自分で作り出すことを趣味にしている人は
すごいなぁと思う。
以前刺繍の作品を見て、刺繡なら不器用でもできるかもしれないとキットは買ってあるけど
放置している私である。
「縫う」をずっと「纏う」だと思っていた。
「纏う」は私が近年知った感じで、つい最近覚えた方に脳が変換していたんだと思う。
人間というのは見たいものを見たいようにしか見ないなと思う。
付き合っている人とぼんやりと一緒に暮らしたいねという話になった。
彼に一緒に暮らすことで楽しみなことは何かと聞いたら
「ごはん」と答えた。
私はそれを聞いて「私が作ったご飯を食べること」だと思い込み
料理が好きではない私は「作んないよ!?」と即答した。
が、彼の家は家族でご飯を食べるということがあまりなくて
個々に食べる家庭だったことを思い出し
いろいろ話した後に
「ごはんって一緒にご飯を食べることって意味?」
と聞いたら「うん」と彼は答えた。
本心は分からない。
もちろん前者だったのかもしれない。
もしそうなら「ごはん」だけでは言葉足らずだよ
と言ったものの、私もすごい勢いで作んないよ!?と言ったので
それ以上言えなかったのかもしれないなと思うなどした。
もちろん本当に料理を一切しないよという訳ではなく
期待されたら困る、というだけだ。
片づけは苦手だけど料理を作ることは別に嫌いじゃない。
でも好きって訳でもないので、好きで作ってくれてるんだなと思われても困る
という保険をかけている。
最初からズボラでめんどくさがりな人間だと明かしておかないと
後々、詐欺だと騒がれるのも困るのである。
らしさって何だろうと思う。
けど、ある出来事があったり、ある作品の話をしたり、
そういうときのエピソードでこの人っぽいなと思う。
男らしい、女らしい、よりこの人っぽいが認められていけば
生きやすくなったりするんだろうか。
同級生の弟がお菓子作りとかぬいぐるみとか可愛いものが好きだったりして
女の子寄りっぽい感じで、そこの親は心配していた。
やっぱり世代というか、生きた時代が大きいのだと思う。
私は当時も何も思わなかったし、実際彼は立派に社会人をやっているようだ。
ただ自分の息子となったら話は違うのかもしれないなと思う。
自分がいわゆる「普通」から外れるより
子どもの方に「普通」から外れてほしくないと思うのかもしれない。
男と女生まれ変わるなら?
という質問に、いつからか男と言うようになった私である。
PMSや生理痛がひどい私にとっては
それから解放されたいという願望が強い。
それがなければ別に女でもいい。
その人の人生、考え方を知れば、、その人の今の状態も理解できるのかもしれない。
仕事で態度の悪い人、自己中な人を見るとそう思ってしまう。
けど、いちいち他人(しかも自分にとって害のある人)にそんな時間を割く程
時間を持て余している訳でもなく、余裕がない。
だからせめて自分の大切な人だけは
完全に理解しあえることはもちろんないとしても
自分の考えを押し付けず、相手の話を聞きたいと思う。
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