山崎ナオコーラさんの『かわいい夫』
というエッセイを読みました。
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『書店員との夫との日々の暮らしを綴る愛夫家エッセイ』と帯には書いてあります。
私は独身ですが、わりと女性作家の結婚生活エッセイみたいなものが好きです。
今思い出そうとしてもタイトルも作家も思い出せないのですが
年下旦那との結婚生活を綴ったエッセイを昔読んで
私はとても気に入ったのですが
ネットでレビューを見に行ったらあまりよい評価ではなく
あなたと私は違う人間ですねぇと
当たり前なんだけどなんとなくショックだったことを思い出しました。
話を戻しまして
山崎ナオコーラさんは人間をいくつかの部類に分けると
自分とは近い分類にいるのではないかと
エッセイを読んで思いました。
例えば
『こうやってエッセイにはなんでも書いているが、普段の私は結婚や妊娠のことをあまり人に話していない。』p190
『「言いたいことや聞きたいことをその場できちんと口に出す」ということが、私にはなかなかできない。』p223
というところに親近感を覚えました。
他の作品も読んでみたい。
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巻末に紹介されていた本で読んでみたいものがいくつかあったので
ここでシェアしたいと思います。
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お盆休みにブックオフでたくさん買った本が
まだまだあるんですけどね。
読みたい本がたくさんあることは
私にとって幸せなことです。
エッセイや短編集を読むことが多いので
何冊か同時読みすることが多いのですが
昨日こちらも読了しました。
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タイトルがいいですね。
原田マハさんの本って
私にとって難しいんです。
以前ほかの作品を読んだ時も
あまりハマらなくて。
カタカナが多いと分からなくなってくるっていう(笑)
なので後半の2作品(波打ち際のふたり、皿の上の孤独)は
読みやすかったし好みの作品でした。
この本自体独身女性たちがメインの作品で
波打ち際のふたりは
独身女性の2人旅のお話なんですけど
私の将来を見ているようだなぁと思いました。
私は手に職を持っていないけれど(涙)
結婚を諦めたわけじゃないけれど
このまま独身な気もするし
いずれは地元に戻って
親のそばにいることにするんだろうし。
数少ない友人に救われながら(いるといいけど)
なんとかなるだろうってやっていくんだろうな。
※旅館のお風呂での場面
『あたりまえだけれど、いま、ここにいるのは女性ばかり。
そろぞれにどんな人生を送ってきたのだろう。
たやすいことばかりではなかったはずだ。
ひょっとすると、つらいことのほうが多かった、という人もいるかもしれない。
それでもなんでも旅に出て、いま、ここにこうして一緒にいる。
一緒に湯につかって、沈みゆく夕日を、一緒に眺めている。
どこから来て、何をしている人なのか、お互いに知らなくても。
同じ場所で同じ風を受けながら、同じ時間を過ごしている。
「偶然なんだけど、なんだか奇跡みたいなことやなぁ」
思わず、つぶやいた。』p155
旅、したいですね。
そのときのために
行きたい場所リストでも
作っておこうかしら。
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